部下には多くのタイプがあります。
上司になると多くのタイプの部下を上手くコントロールしていく必要があります。
タイプによってコントロールの仕方は異なります。
その中で、感情的になる部下をコントロールする方法をご紹介したいと思います。
感情的な部下の特徴
仕事をしていて感情的になってしまう部下の特徴は以下になります。
- 想定外の事が発生するとパニックになる
- 自分が反対と思うことに対して、反抗的に反論する
- 否定されると落ち込んで、仕事が手につかなくなる
- 成功すると自信過剰になる
感情的な部下は、良い時も悪い時も感情の起伏が大きいため、結果失敗を招いてしまいます。
部下の失敗は、全て上司の責任です。
部下が失敗しないように、あなたは部下の感情をコントロールする必要があります。
感情的な部下をコントロールすることで、部下を輝かせることができます。
なぜなら、感情的な部下は、以下のポジティブな面を持っているからです。
- 自分の意見を強く述べることができる
- 自分の意志を強く持っている
- 全力で仕事に向かうことができる
どうですか?めちゃめちゃ良い部下だと思いませんか?
感情的な部下は、上手くコントロールすることで、素晴らしい部下に変貌させることができるのです。
感情的な部下に対するNGな対処法
怒っている部下に対して「まあ落ち着いて」と言う
太郎リーダー、Aさんがスケジュール通りに仕事をしてくれません(怒り)。どうにかしてください(怒り)。
まあまあ落ち着いて。とりあえず私の方から言っておくから。
このように、相手の感情を言葉で落ち着かせるようなことをしてはいけません。
このように対処すると、
「上司は何も考えていないな」「こんな非常事態なのにそれを分かっていない上司は無能だ」と部下に思われてしまいます。
部下は、上司の言うことを聞かなくなってしまいます。
上司の立場を利用して、黙らせる
太郎リーダー、あなたがしようとしていることは間違っています。絶対こっちの方が良いです。
うるさい。私が言ってるのだからそれに従いなさい。
あなたに感情的に反対している部下に対して、「私の言うことを聞きなさい」と同等なことを言い、従わせることをしてはいけません。
その場は、あなたの言うことを聞くかもしれませんが、あなたに対して不満がたまります。
そして、「あなたのことを助けたい」とは思わなくなります。
これらのことは、無意識にやってしまったりします。
なので、自分自身をコントロールすることが大切です。
常に意識をし、このような対処法は取らないようにしましょう。
感情的な部下に対する正しい対処法
感情を抑制して反映する
部下の感情を少し抑えた形で自分に反映させましょう。
- 部下が凄く怒っていたら、少し怒った形にして自分も怒る
- 部下が凄く落ち込んでいたら、少し落ち込んだ形にして自分も落ち込む
- 部下が反対意見を凄い感情的に言ってきたら、自分も少し感情的に意見を言う
部下の感情に寄り添いながら、少し抑制することで、
あなたは部下側に立つことができます。
部下は、「あなたはちゃんと意見を聞いてくれた」と感じます。
感情を少し抑えた形で反映することで、部下の感情を抑えることができます。
最終的に、部下は冷静な感情に戻り、あなたの意見を聞くようになります。
太郎リーダー、Aさんがスケジュール通りに仕事をしてくれません(怒り)。どうにかしてください(怒り)。
なんてことだ(怒り)それはダメじゃないか (怒り) 。よし!私の方から伝えよう。
このように、部下が怒っていたら、あなたも怒りましょう。
相手の意見を最後まで全て聞く
感情的な部下は自分の意志を強く持っています。
そして、あなたに伝えたいことを多く持っています。
部下の意見をすべて聞きましょう。
部下があなたの意見を感情的に全否定してくると、
言い返したくなると思います。
しかし、全て飲み込み、「なぜそう思うのか?」をすべて聞きましょう。
部下は、自分の意見を言葉にすることで、自分で整理し直すことができます。
感情というのは、話をしている内に落ち着いてくるものです。
めちゃめちゃブチギレている途中で冷静になってきて
「俺は何でこんなに怒っているんだ?」と思った経験がある人は多いと思います。
それと同じように、部下は自分の意見を吐き出している間に冷静になります。
そして、最終的にはあなたの意見を聞き入れるようになります。
部下は、最後まで話を聞いてくれたあなたのことをより信頼するようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
感情的な部下のコントロールの仕方に困っている方は、ぜひ実践してみてください。