PowerBIで折れ線グラフをボタンで切り替える方法ってないかな?
そういう時は、DAX関数が便利だぞ!使い方を伝授しよう!!
この記事って誰が書いてるの?
自分の知識を共有するために記事を書いています。少しでもみなさんの問題解決の役に立てば嬉しいです。
では、本題に入っていきましょう。
グラフを切り替えたいならSWITCH関数
日毎の売上データから作成した折れ線グラフをラジオボタンで「売上(消費税あり)」「売上(消費税なし)」のグラフに切り替える。
この動画のようにラジオボタンにより、グラフを切り替える方法を本記事ではお伝えします。
これを実現するためには、DAX関数のSWITCHを利用します。
【構文】SWITCH(式, 照合1, 結果1, 照合2, 結果2,…)
【解説】
式の結果=照合1の時:結果1を出力
式の結果=照合2の時:結果2を出力
実際に使ってみよう!!
実際にSWITCH関数を利用して、上の動作を実現する方法を説明します。
次のSTEPに沿って実際に作ってみましょう。
今回は、「売上(消費税あり)」「売上(消費税なし)」のカテゴリでラジオボタンを切り替えるため、このカテゴリを持ったデータを作成します。
【データの入力】ボタンより、以下のデータを作成します。
データの名前は、「カテゴリ」とします。
ID | カテゴリ |
---|---|
1 | 売上(消費税あり) |
2 | 売上(消費税なし) |
- カテゴリに対応したID(数値)の列を用意する(ID番号に応じてグラフを切り替える)
カテゴリデータのIDによって、出力が変わるメジャーを作成します。
ここで、SWITCH関数の登場です。
売上(切替用) = SWITCH(sum(‘カテゴリ'[ID]),1,sum(‘売上データ'[売上(消費税なし)]),2,sum(‘売上データ'[売上(消費税あり)]))
カテゴリデータの”ID”の値に応じて、【sum(‘売上データ'[売上(消費税なし)]】か【sum(‘売上データ'[売上(消費税あり)]】を出力するメジャーとなっています。
スライサーを用意し、データとしてカテゴリデータの”カテゴリ”を指定します。
折れ線グラフを用意し、X軸を年月日、Y軸を売上(切替用)に設定します。
これで、最初にお見せした動作を実現できました。
今回ご紹介した関数を知っているだけでかなり表現の幅は広がると思います。
是非、使ってみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。